App Hosting を使ってみる

GitHub リポジトリに既存の Next.js アプリまたは Angular アプリ(Next.js バージョン 13.5.x 以降または Angular 18.2.x 以降)がある場合、App Hosting の使用を開始するには、App Hosting バックエンドを作成し、ライブブランチへの push でロールアウトを開始するだけです。アプリがない場合は、サンプルアプリのいずれかを使用して、このガイドで説明する手順を試してください。

始める前に

Firebase App Hosting を設定する前に、Firebase プロジェクトを作成し(まだ作成していない場合)、Blaze プランにアップグレードする必要があります。

プロジェクトを作成するには:

Firebase または Google Cloud を初めて使用する

Firebase または Google Cloud を初めて使用する場合は、次の手順に沿って操作します。
完全に新しい Firebase プロジェクト(およびその基盤となる Google Cloud プロジェクト)を作成する場合も、次の手順に沿って操作できます。

  1. Firebase コンソールにログインします。
  2. ボタンをクリックして、新しい Firebase プロジェクトを作成します。
  3. テキスト フィールドにプロジェクト名を入力します。

    Google Cloud 組織に所属している場合は、必要に応じてプロジェクトを作成するフォルダを選択できます。

  4. Firebase の利用規約が表示されたら、内容を読み、同意して [続行] をクリックします。
  5. (省略可)Firebase コンソールで AI アシスタンス(「Gemini in Firebase」)を有効にします。これにより、開発プロセスが合理化され、スムーズに開始できます。
  6. (省略可)プロジェクトに対し Google Analytics を設定します。これにより、次の Firebase プロダクトを使用して最適なエクスペリエンスを実現できます。Firebase A/B TestingCloud MessagingCrashlyticsIn-App MessagingRemote Configパーソナライズを含む)

    既存の Google Analytics アカウントを選択するか、新しいアカウントを作成します。新しいアカウントを作成する場合は、Analytics レポートのロケーションを選択し、プロジェクトのデータ共有設定と Google Analytics の規約に同意します。

  7. [プロジェクトの作成] をクリックします。

Firebase はプロジェクトを作成し、いくつかの初期リソースをプロビジョニングして、重要な API を有効にします。処理が完了すると、Firebase コンソールに Firebase プロジェクトの概要ページが表示されます。

既存の Google Cloud プロジェクト

既存の Google Cloud プロジェクトで Firebase の使用を開始する場合は、次の手順に沿って操作します。詳しくは、既存の Google Cloud プロジェクトへの「Firebase の追加」をご覧ください。

  1. 既存の Google Cloud プロジェクトにアクセスできるアカウントで Firebase コンソールにログインします。
  2. ボタンをクリックして、新しい Firebase プロジェクトを作成します。
  3. ページの下部にある [Google Cloud プロジェクトに Firebase を追加] をクリックします。
  4. テキスト フィールドに既存のプロジェクトのプロジェクト名を入力し、表示されたリストからプロジェクトを選択します。
  5. [プロジェクトを開く] をクリックします。
  6. Firebase の利用規約が表示されたら、内容を読み、同意して [続行] をクリックします。
  7. (省略可)Firebase コンソールで AI アシスタンス(「Gemini in Firebase」)を有効にします。これにより、開発プロセスが合理化され、スムーズに開始できます。
  8. (省略可)プロジェクトに対し Google Analytics を設定します。これにより、次の Firebase プロダクトを使用して最適なエクスペリエンスを実現できます。Firebase A/B TestingCloud MessagingCrashlyticsIn-App MessagingRemote Configパーソナライズを含む)

    既存の Google Analytics アカウントを選択するか、新しいアカウントを作成します。新しいアカウントを作成する場合は、Analytics レポートのロケーションを選択し、プロジェクトのデータ共有設定と Google Analytics の規約に同意します。

  9. [Firebase を追加] をクリックします。

Firebase は、既存のプロジェクトに Firebase を追加します。処理が完了すると、Firebase コンソールに Firebase プロジェクトの概要ページが表示されます。

ステップ 0(省略可): GitHub リポジトリとウェブアプリを作成する

GitHub リポジトリにウェブアプリがまだ存在しない場合、またはサンプルアプリでフローを試す場合は、まず Next.js または Angular のいずれかのサンプルを初期化します。

npm init @apphosting

サンプルアプリは、next dev または ng start を使用してローカルで実行できます。続行するには、新しい GitHub リポジトリを作成し、新しく初期化されたサンプルコードをそのリポジトリに push します。

ステップ 1: App Hosting バックエンドを作成する

App Hosting バックエンドは、ウェブアプリの構築と実行のために App Hosting が作成するマネージド リソースのコレクションです。

Firebase コンソール: [ビルド] メニューから [アプリ ホスティング] を選択し、[開始] を選択します。

CLI:(バージョン 13.15.4 以降)バックエンドを作成するには、ローカル プロジェクト ディレクトリのルートから次のコマンドを実行し、引数として projectID を指定します。

firebase apphosting:backends:create --project PROJECT_ID

コンソールまたは CLI のいずれの場合も、プロンプトに沿って リージョンを選択し、GitHub 接続を設定して、次の基本的なデプロイ設定を構成します。

  • アプリのルート ディレクトリを設定します(デフォルトは /)。

    通常、ここに package.json ファイルが配置されます。

  • ライブブランチを設定する

    これは、ライブ URL にデプロイされる GitHub リポジトリのブランチです。多くの場合、機能ブランチや開発ブランチがマージされるブランチです。

  • 自動ロールアウトを承認または拒否する

    自動ロールアウトはデフォルトで有効になっています。バックエンドの作成が完了したら、アプリをすぐに App Hosting にデプロイするように選択できます。

  • バックエンドに名前を割り当てます。

ステップ 2: デプロイされたアプリを表示する

バックエンドを作成すると、Firebase から無料のサブドメインが提供されます。このサブドメインで、エンドユーザーはウェブアプリにアクセスできます。形式は backend-id--project-id.us-central1.hosted.app です。

ウェブアプリの URL を表示するには、Firebase コンソールを確認するか、次の CLI コマンドを実行します。

firebase apphosting:backends:get --project PROJECT_ID {BACKEND_ID}

ステップ 3: 変更を push してロールアウトをトリガーする

バックエンドを作成してライブ URL を取得したら、GitHub リポジトリのライブブランチに変更を push するたびに、ウェブアプリの新しいバージョンのロールアウトをトリガーできます。App Hosting の設定をテストするには:

  1. GitHub で、ウェブアプリのライブブランチに変更を push します。
  2. Firebase コンソールで App Hosting タブを開き、バックエンドの [ダッシュボードを表示] を選択します。テーブルリストには、変更によってトリガーされたロールアウトに関連付けられた特定の commit が表示されます。

次のステップ