自動ロールアウトを有効にしている場合、GitHub リポジトリのライブブランチに新しい commit を push するたびに、App Hosting はアプリの新しいバージョンを自動的にロールアウトします。ロールアウトのステータスは、Firebase コンソールまたは App Hosting GitHub Check で確認できます。
ロールアウトを表示
Firebase コンソールでは、アプリのすべてのロールアウトに関する詳細情報にアクセスできます。[App Hosting] タブで、ロールアウトを表示するバックエンドの [ダッシュボードを表示] を選択します。ダッシュボードには、現在のロールアウトに関する情報と、このバックエンドのすべてのロールアウトの履歴を示すテーブルが表示されます。
各ロールアウトには、git commit、Cloud Build ジョブ、Cloud Run リビジョンが含まれます。
- Git commit は、ロールアウトが作成された時点のリポジトリのスナップショットです。
- Cloud Build ジョブは、App Hosting がアプリのビルドコマンドを実行するビルド環境です。Cloud Build のログにアクセスするには、Firebase コンソールでビルド ID をクリックします。
- Cloud Run リビジョンは、ウェブアプリのランタイム環境です。ロールアウトのランタイム構成（CPU とメモリの上限、環境変数など）の詳細を確認するには、その他メニューをクリックして [Cloud Run のリビジョンを表示] を選択します。
ロールアウトを手動でトリガーする
新しい commit を push せずに GitHub ソースからロールアウトを手動でトリガーする場合は、Firebase コンソールからロールアウトを作成できます。ロールアウトを手動でトリガーする理由の 1 つは、静的コンテンツの再生成を強制する場合です。たとえば、ページの生成に使用されたデータが更新された場合は、ページを再レンダリングして更新されたコンテンツを配信します。
- [App Hosting] タブで、ロールアウトを作成するバックエンドの [ダッシュボードを表示] を選択します。
- バックエンド ダッシュボードで [ロールアウトを作成] を選択します。
- デプロイするブランチを選択します。
- デプロイする commit（最新の commit、または commit ID で指定された以前の commit）を選択します。
- [作成] を選択します。ロールアウトの履歴テーブルにロールアウトのステータスとビルド番号が表示されます。ロールアウト プロセスが完了すると、このロールアウトが現在のロールアウトとして表示されます。
バックエンドのライブブランチを変更する
自動ロールアウトに使用する GitHub ブランチは、Firebase コンソールで変更できます。ライブブランチを変更するには、選択したブランチでロールアウトを手動でトリガーし、[デフォルトのブランチとして設定] を選択します。その後、App Hosting は、変更が新しいブランチに push されるかマージされると、自動的にロールアウトを作成します。