Test Lab の使用量レベル、割り当て、料金

Firebase Test Lab は Cloud APIs の割り当てとテスト割り当てを提供します。これらは標準の Spark と Blaze の料金プランに含まれています。これらの割り当ては、プロジェクトにおけるテストリソースまたは Cloud APIs の使用量に基づいています。

Test Lab の割り当ては、サイトレベルではなくプロジェクト レベルで適用されます。こうした上限は、すべてのテストの種類(インストルメンテーション、Robo、ゲームループ)とマトリックスで共有されます。テストを実行すると、Firebase コンソールのテスト実行とテスト マトリックスの結果で実行時間(テストの実行にかかった時間)を確認できます。実行時間は各デバイスの横に表示されます。Blaze プランの場合、課金にはテストの実行時間が使用されます。

割り当て

テストの割り当て

Test Lab のテストの割り当ては、1 日あたりのテスト実行数で測定します。

  • Spark プラン(無料): リソース上限は、合計で 1 日あたり最大 15 件のテスト実行です。

    • 仮想デバイスでは 1 日あたり 10 件のテスト実行

    • 実機では 1 日あたり 5 件のテスト実行

  • Blaze プラン: Blaze プランのすべてのプロジェクトで同じ割り当てが使用されるわけではありません。時間の経過とともに Google Cloud の使用量が増加した場合、それに応じて割り当てを増やすことができます。使用量の大幅な増加が見込まれる場合は、事前に割り当ての調整をリクエストできます。

    料金は、テストの実行にかかった時間(分)で計算されます。Blaze プランは、Spark プランで提供されるリソース上限と同じように無料時間の上限から始まります。

    • 実機では 1 日あたり 30 分のテスト時間

    • 仮想デバイスでは 1 日あたり 60 分のテスト時間

    これらの上限を超えると、次の時間単位で課金されます。

    • 各実機につき 1 時間あたり $5

    • 各仮想デバイスにつき 1 時間あたり $1

料金は分単位で計算され、端数は切り上げられます。たとえば、22 秒のテストには 1 分間の料金、75 秒のテストには 2 分間の料金が課金されます。テストの実行に要した時間に対してのみ課金されます(アプリのインストールとテスト結果の収集にかかる時間は課金されません)。

テストの割り当て使用量は、Google Cloud コンソールでモニタリングできます。

Cloud APIs の割り当て

Testing API と Tool Results API には、プロジェクトごとの 1 日あたりのリクエスト数と、プロジェクトごとの 1 分あたりのリクエスト数の、2 つの上限があります。

  • Cloud Testing API の上限:

    • 1 日あたり 10,000,000 回の呼び出し
    • 1 分間隔ごとに 120,000 回の呼び出し

    この API の使用状況は、Google Cloud コンソールでモニタリングできます。

  • Cloud Tool Results API の上限:

    • 1 日あたり 200,000 回の呼び出し
    • 1 分間隔ごとに 2,400 回の呼び出し

    この API の使用状況は、Google Cloud コンソールでモニタリングできます。

割り当てを増やす

Cloud APIs または Blaze プランのテスト割り当ての上限に達した場合は、次のいずれかの方法で上限の引き上げをリクエストできます。