始める前に
スタートガイドの手順を完了して、Firebase が有効になっているアプリを準備し、最新の Firebase In-App Messaging SDK を追加している必要があります。
新しいキャンペーンを作成する
Firebase コンソールの [メッセージング] ページで、新しいキャンペーンを設定します。
- 初めて使用する場合は、[最初のキャンペーンを作成] をクリックします。
- それ以外の場合は、[新しいキャンペーンを作成] をクリックします。
ステップ 1: スタイルとコンテンツ
コンソールで Firebase In-App Messaging メッセージ テンプレートを使用して、アプリ内メッセージでさまざまな機能を組み込むことができます。
メッセージ テンプレートのスタイル設定の例については、ユースケースをご覧ください。
メッセージ テンプレート タイプ | 機能 | 機能の説明 | |||
---|---|---|---|---|---|
カード | モーダル | 画像のみ | バナー | ||
画像 | HTTPS 画像 URL を指定します。Firebase Hosting を使用して画像をホストできます。 | ||||
アクション | ウェブリンクやディープリンクを使用して、ユーザーを外部ページまたはアプリ内の特定のページに誘導します。ディープリンクの作成と管理は Firebase Dynamic Links で行います。モーダルと画像のみのテンプレートには、メッセージを閉じる X ボタンが含まれています。 | ||||
テキスト / 背景色 | 16 進のカラーコードを入力するか、カラー グラデーションを使用して、ブランドに合った特定の色合を指定し、メッセージのビジュアルをカスタマイズします。 | ||||
メッセージのタイトル / 本文 | ユーザーの注意を引くように、関連するヘッダーや簡潔な説明を追加します。Firebase は、ユーザーに合わせてテキストを自動的に翻訳し、スケーリングします。 | ||||
プライマリ ボタン | デフォルトのボタン操作は、メッセージを閉じるように設定されています。操作としてユーザーをリダイレクトする URL を指定します。 | ||||
第 2 ボタン | デフォルトのボタン操作は、メッセージを閉じるように設定されています。操作としてユーザーをリダイレクトする URL を指定します。 |
Firebase コンソールの [キャンペーンの作成] ウィンドウで、テンプレートで使用可能な機能を使用してメッセージをカスタマイズします。
[キャンペーンの作成] ウィンドウの右側で、メッセージをプレビューできます。メッセージは、スマートフォンまたはタブレットに合わせて横向きまたは縦向きで表示されます。
このコンソール内のプレビューは、メッセージがモバイル デバイス上でおおよそどのように表示されるかを示すものです。実際のメッセージの表示はデバイスによって異なります。実際の結果を確認するには、実物のデバイスでテストします。
必要に応じて、キャンペーンのカスタム メタデータを定義します。このメタデータは、ユーザーにキャンペーンを表示するときに、SDK コールバックを使用してクライアント側で使用できます。たとえば、クライアントで使用できるプロモーション コードを使用してキャンペーンにタグを設定できます。
ステップ 2: ユーザーをターゲットにする
キャンペーンの名前を入力します。
この名前は、キャンペーンのレポートに使用されますが、表示されるメッセージでは使用されません。
(省略可)キャンペーンの説明を入力します。
この説明はキャンペーンのレポートに使用されますが、表示されるメッセージでは使用されません。
[Select app] プルダウンをクリックして、このキャンペーンに関連付けるアプリを指定します。
(省略可)[and] ボタンをクリックして、ターゲット ユーザーをさらに絞り込みます。
[Select] プルダウンを使用して、追加の仕様を選択します。
このキャンペーンの対象となるユーザーの割合を表示します。
この数値は、過去 7 日間にサービスにアクセスしたアクティブ ユーザー数に基づいて計算されます。トリガー条件が発生した場合、このメッセージが対象ユーザーにのみ表示されます。
(省略可)アプリが複数の言語のユーザーをターゲットにしている場合は、キャンペーンをそれらの言語でローカライズするように求められます。ダイアログを使用して独自の翻訳を追加するか、Google 翻訳を使用してキャンペーンをローカライズします。
ステップ 3: メッセージをスケジューリングする
キャンペーンの開始日時を入力します。
キャンペーンを開始するには、キャンペーンを公開するか、開始予定日を設定します。
キャンペーンの終了日時を入力します。
キャンペーンは無期限にすることもできます。また、エンドポイントをスケジューリングすることもできます。
イベントの [+] をクリックして、1 つ以上のトリガー イベントを追加します。
- アプリ内メッセージをトリガーするため、デフォルトのイベントを入力するか、Firebase 向け Google アナリティクスで記録されるイベントを入力します。これらのイベントには、ユーザー アクション、システム イベント、エラーがあります。
- アプリ内メッセージは、イベントが発生するとトリガーされます。
デバイスごとに頻度制限を指定します。この制限により、ユーザーにメッセージを表示する頻度を制御できます。
- デフォルトでは、ユーザーによって一度インプレッション(表示)されたキャンペーンは、それ以降そのユーザーに対して表示されません。
- メッセージの頻度は日数で設定することもできます。
ステップ 4: コンバージョン イベント(省略可)
Firebase は、コンバージョン イベントが完了したインプレッション数を記録します。
[キャンペーンの作成] ウィンドウで、[コンバージョン イベントを選択できます] プルダウンで次のいずれかを選択します。
- デフォルトのコンバージョン イベント。
- コンバージョンとして有効にしたイベント。
キャンペーンを公開したら、[メッセージング] ページに移動します。キャンペーン名をクリックして、キャンペーンのコンバージョン履歴データを表示します。
キャンペーンを公開する
キャンペーンの変更後、[下書き保存] をクリックすると、キャンペーンが下書き状態に戻り、編集できる状態になります。
[公開] をクリックして、予定日にターゲット ユーザーへメッセージを配信できます。キャンペーンは公開後に編集できます。
公開済みのキャンペーンを停止すると、再度公開できなくなります。ただし、実行中のキャンペーンはいつでも停止または編集できます。また、キャンペーンを一から作成しなくても、既存のキャンペーンを複製してバリエーションを作成することもできます。
Gemini in Firebase でメッセージ キャンペーンの AI 分析情報を取得する
Gemini in Firebase(Gemini Code Assist サブスクリプション)は、Firebase Cloud Messaging キャンペーンと In-App Messaging キャンペーンのパフォーマンスを改善するための、メッセージ キャンペーンの要約、分析情報、ガイダンスを提供します。Gemini in Firebase は、キャンペーン データを分析してキャンペーンのリーチと影響を把握し、ユーザー エンゲージメントと成長を促進するための戦略を提案します。
メッセージ キャンペーンの AI 分析情報にアクセスする
メッセージ キャンペーンの AI 分析情報を使用するには、プロジェクトに以下が該当することを確認してください。
プロジェクトで Gemini in Firebase が有効になっている。詳しくは、Gemini in Firebase を設定するをご覧ください。
Firebase プロジェクトで Firebase Cloud Messaging または In-App Messaging が有効になっている。
少なくとも 1 つのキャンペーンが存在し、Firebase コンソールに表示されている。
これらの要件を満たしていることを確認したら、次の手順を行います。
Firebase コンソールで [メッセージ] を開き、キャンペーン データにアクセスします。
キャンペーン データが読み込まれたら、[AI 分析情報を生成] をクリックします。
メッセージ キャンペーンの概要と分析が表示されます。
料金
メッセージの要約は Gemini Code Assist の一部として含まれます。詳しくは、Gemini in Firebase の料金をご覧ください。