Firebase Cloud Messaging
Firebase Cloud Messaging(FCM)は、メッセージを無料で確実に送信するためのクロスプラットフォーム メッセージング ソリューションです。
主な機能
通知メッセージまたはデータ メッセージの送信 | ユーザーに対して表示される通知メッセージを送信します。 または、データ メッセージを送信して、アプリケーション コードで行われている処理を詳細に確認できます。メッセージのタイプをご覧ください。 |
汎用性の高いメッセージのターゲット設定 | クライアント アプリへのメッセージ配信を 3 つの方法(個々のデバイスに、デバイス グループに、または特定トピックの配信登録をしているデバイスに)で行うことができます。 |
クライアント アプリからのメッセージの送信 | 信頼性が高くバッテリー効率の良い FCM の接続チャネルを介して、デバイスからサーバーへと受信確認、チャット、その他のメッセージを送り返します。 |
仕組み
FCM の実装には、送信と受信のために以下の 2 つの主要コンポーネントが含まれています。
- メッセージの作成、ターゲティング、送信を行う Cloud Functions for Firebase やアプリサーバーなどの信頼できる環境。
- 対応するプラットフォーム固有のトランスポート サービスを介してメッセージを受信する Apple、Android、またはウェブ(JavaScript)クライアント アプリ。
メッセージは、Firebase Admin SDK または FCM サーバー プロトコルを介して送信できます。Notifications Composer を使うと、送信テストをしたり、組み込まれている強力なターゲティング機能や分析機能、またはカスタムのインポートしたセグメントを利用して、マーケティングやエンゲージメント目的のメッセージを送信したりできます。
FCM のコンポーネントの詳細と重要な情報については、アーキテクチャの概要をご覧ください。
実装パス
FCM SDK を設定する | ご使用のプラットフォームに応じた設定手順に沿って、アプリに Firebase と FCM を設定します。 | |
クライアント アプリを開発する | メッセージ処理、トピック サブスクリプション ロジック、その他のオプション機能をクライアント アプリに追加します。開発中は、Notifications Composer からテスト メッセージを簡単に送信できます。 | |
アプリサーバーを開発する | 送信ロジック(認証、送信リクエストの作成、応答の処理などを行うロジック)を作成するために、Admin SDK を使用するか、またはサーバー プロトコルの 1 つを使用するかを決定します。次に、信頼できる環境でロジックを構築します。クライアント アプリケーションからのアップストリーム メッセージングを使用する場合は、XMPP を使用する必要があります。XMPP で必要となる永続的な接続が Cloud Functions ではサポートされないことに注意してください。 |
次のステップ
Android または iOS のクイックスタート サンプルを実行する。これらのサンプルでは、Firebase コンソールを使用して単一のデバイスにテスト メッセージを送信するコードを実行し、確認することができます。
メッセージ リクエストを作成して送信するための信頼できる環境を設定する。Admin SDK を使用して送信ロジックを作成し、そのコードを Google によって管理される Cloud Functions for Firebase やその他のクラウド環境で簡単にデプロイできます。あるいは、FCM サーバー プロトコルを使用してサーバー開発を行うこともできます。
データ ペイロードの送信、メッセージの優先順位付け、その他のメッセージング オプションなど、FCM で提供されている機能の詳細を確認する。