Firebase コンソールまたは CLI ツール(Firebase CLI または fastlane)を使用してアプリを初めて配布するときに、ビルドのインストール手順とテスト方法が記載された招待メールが App Distribution からテスターに送信されます。
このガイドでは、テスターが App Distribution から配布された新しいアプリをインストールしてテストする方法について説明します。よくある質問への回答やトラブルシューティングのヘルプについては、トラブルシューティング ガイドをご覧ください。
ステップ 1: Google でログインして招待を承諾する
iOS デバイスの場合、Safari で招待メールを開きます(この操作は、Firebase プロファイルを適切にインストールし、下記のステップ 2 でデバイスを登録するために必要です)。
メッセージが表示されたら、Google アカウントでログインし、招待を受け入れてアプリをテストします。
招待を受諾すると、テスト用アプリをインストールするためのアクセス権が付与されます。アプリのデベロッパーが新しいビルドを配布し、自身がテスターに登録されている場合にも、Firebase からビルド通知メールが届きます。
ステップ 2: Firebase プロファイルをインストールする
アドホック配信
- テスト用アプリのページで [Register device] をタップします。
- プロンプトが表示されたら、Firebase プロファイルをダウンロードし、設定アプリにインストールします。
プロファイルをインストールすると、Firebase に次の権限が付与されます。
- デバイスの一意のデバイス ID(UDID)を収集して、テストデバイスを登録する。アドホック配信をテストする場合、テストデバイスの UDID と、アプリのプロビジョニング プロファイルにデバイスを追加する方法が記載されたメールが、Firebase プロジェクトのすべてのオーナーと編集者に Firebase から送信されます。このメールの情報に基づいて、デバイスでビルドのテストを行えます。
- テストデバイスのホーム画面に Firebase App Distribution ウェブクリップをインストールする。ウェブクリップを使用すると、すべてのテスト用アプリをインストールしてアクセスできるようになります。
エンタープライズ配信
この手順は省略可能ですが、エンタープライズの署名付き配信をテストする場合には行うことをおすすめします。プロファイルをインストールすると、デバイスのホーム画面に Firebase App Distribution ウェブクリップが追加され、すべてのテストアプリをインストールしてアクセスできるようになります。プロファイルを手動でインストールするには:
[Test apps] で、テストするアプリを選択します。
アプリのページの右上にある [mobile_screen_share] をタップします。
表示された手順に沿って Firebase プロファイルをインストールします。
ステップ 3: ビルドをインストールしてテストする
アドホック配信
デバイスを登録したら、デベロッパーがデバイスの UDID でプロビジョニング プロファイルを更新し、デバイスで実行するように構成されたビルドを再配布する必要があります。ビルドがインストール可能になると、Firebase から通知メールが届きます。
Firebase App Distribution ウェブクリップの [Test apps] セクションで、新しいビルドをインストールするアプリを選択し、[Download] をタップします。デバイスのホーム画面にビルドがダウンロードされ、すぐにテストを開始できます。エンタープライズ配信
- Firebase App Distribution ウェブクリップの [Test apps] セクションで、新しいビルドをインストールするアプリを選択し、[Download] をタップします。デバイスのホーム画面にビルドがダウンロードされ、すぐにテストを開始できます。
設定アプリの [Profiles & Device Management] 画面で、アプリのデベロッパー名を選択して信頼します。
Firebase App Distribution ウェブクリップがない場合は、Firebase からの新しいビルド通知メールで [Download the latest build] をタップして、テスト用アプリをインストールできます。
最後に、デバイスのホーム画面に戻り、テストアプリを開きます。
ステップ 4: (省略可)新しいビルドアラートを有効にする
Firebase App Distribution SDK がテストアプリに追加されると、必要に応じて、新しいビルドがテストに使用可能な場合に表示されるアプリ内アラートを有効にできます。SDK の詳細(テストアプリに追加する方法など)については、スタートガイドをご覧ください。
デバイスのホーム画面から、テストアプリを開きます。
[Enable alerts] ダイアログが表示されたら、[Yes] をタップします。
ステップ 1 で前に使用した Google アカウント(アプリの招待の承認に使用したアカウント)でログインします。アプリ内アラートは自動的にオンになります。
Google アカウントにログインできない場合は、トラブルシューティング ガイドをご覧ください。
テストアプリに戻ります。新しいアプリのバージョンがテストで使用できる場合、アプリ内アラートが表示されるようになりました。
アラートから新しいアプリ バージョンを直接ダウンロードするには、アラート ダイアログで [Update] をタップします。新しいアプリのバージョンがダウンロードされ、デバイスのホーム画面に追加されます。
テスター アカウントの削除
App Distribution テスター アカウントとそのデータの削除方法については、よくある質問をご覧ください。