Google Play のデータ開示要件に備える

2021 年 5 月、Google Play は新しいデータ セーフティ セクションをリリースしました。ここには、アプリによるデータの収集や共有、セキュリティ対策に関して、デベロッパーから提供された開示情報が表示されます。

このページでは、Firebase Android SDK の使用に関するデータ開示要件について説明します。このページでは、SDK がエンドユーザーのデータを処理するかどうかと、その方法に関する情報(アプリ デベロッパーとして管理可能なアプリケーションの構成や呼び出しの例を含む)を確認できます。

Google では、お客様のサポートにおいて可能な限り情報を開示するよう努めておりますが、アプリによるエンドユーザー データの収集、共有、セキュリティ対策について、Google Play のデータ セーフティ セクション フォームにどのように対応するかは、アプリのデベロッパーとしてお客様の責任で判断していただく必要があります。

このページの情報の使用方法

このページには、各 Firebase Android SDK の最新バージョンが収集するエンドユーザー データについて記載されています。

このページの後半では、各 SDK のセクションについて、自動的に収集されるデータと使用状況に応じて収集されるデータを説明します。自動収集とは、アプリ内の特定のメソッドまたはクラスを呼び出すことなく、SDK が特定のデータを収集することを意味します。ただし、多くの場合、SDK によって収集されるデータは、アプリがプロダクトをどのように使用するのか(つまり、アプリの構成や SDK の呼び出し方法)によって異なります。

データ開示を完了するには、Android のデータタイプに関するガイドを参考にして、収集されるデータを記述するうえで、どのデータタイプが最も適切なのかを判断してください。また、収集されたデータが特定のアプリで共有、使用される方法についても考慮する必要があります。

Firebase Android SDK のデータ暗号化、データ共有、データ削除の概要

データ暗号化

このページに記載されているエンドユーザー データについて、Firebase は HTTPS で転送中のデータを暗号化します。

データ共有

このページで記載されているエンドユーザー データについて、Firebase から第三者に転送されることはありません。ただし、次のものは除きます。

  • Firebase サービスの提供を支援するサードパーティの復処理者
  • お客様からの指示があった場合(たとえば、Firebase を Firebase 以外のサービスにリンクする場合)
データの削除

Firebase を使用すると、デベロッパーは Firebase サービスの機能に基づいてエンドユーザー データを削除できます。



Firebase ユーザー エージェント

Firebase ユーザー エージェントは Firebase Android SDK ではなく、複数の Firebase Android SDK で収集される情報セットです。次のようなものが含まれます。

  • デバイスのメタデータ: OS のバージョン、名前、モデル、ブランド、フォーム ファクタ

  • Play ストアなど、アプリのインストールに使用されたアプリ(ドキュメントを参照)

  • アプリで使用されている Firebase SDK(バージョンを含む)

Firebase ユーザー エージェントは、Firebase サービスの提供、維持、改善でプラットフォームとバージョンの採用を決定する際に Google 内部で使用されます。ユーザー ID やデバイス ID にリンクされることはありません。

Firebase Android SDK が Firebase ユーザー エージェントを収集する場合は、以下の SDK のセクションでその旨が明示されます。



A/B Testing

com.google.firebase:firebase-abt

自動的に収集されるデータ

Firebase A/B Testing SDK は、エンドユーザー データを自動的に収集しません。

その他の考慮事項

Firebase Remote ConfigFirebase In-App Messaging のテストグループのメンバーシップを指定するために、Firebase A/B Testing SDK は Google Analytics ユーザー プロパティを設定します。

A/B Testing SDK は Firebase Remote ConfigFirebase In-App Messaging でのみ直接使用されるため、データ収集と収集の目的について詳しくは、このページの該当するセクションをご覧ください。

使用状況に応じて収集されるデータ

Firebase A/B Testing SDK には、デベロッパーが他のエンドユーザー データを収集するために構成または呼び出すことができるオプション機能はありません。



App Check

com.google.firebase:firebase-appcheck
com.google.firebase:firebase-appcheck-ktx
com.google.firebase:firebase-appcheck-debug
com.google.firebase:firebase-appcheck-safetynet
com.google.firebase:firebase-appcheck-playintegrity

自動的に収集されるデータ

Firebase App Check SDK は、次のデータを自動的に収集します。

データ Firebase App Check SDK のデフォルト
Firebase ユーザー エージェント

詳しくは、このページの Firebase ユーザー エージェントのセクションをご覧ください。

使用状況に応じて収集されるデータ

Firebase App Check SDK とそのプロダクトの機能をどのように構成または呼び出すかによっては、アプリが開示対象となるエンドユーザー データを収集する場合があります。次の表に、使用状況に応じて収集される可能性があるエンドユーザー データの例を示します。ただし、特定の使用状況で収集されるデータを必ず考慮してください。

データ アプリの構成と呼び出しに応じて Firebase App Check SDK が収集するデータ
SafetyNet の証明書トークン

アプリで証明書プロバイダとして SafetyNet を使用している場合は、この証明書トークンを収集します。SafetyNet のデータ セーフティに関する詳細情報をご覧ください。

Play Integrity の完全性トークン

アプリが証明書プロバイダとして Play Integrity を使用している場合は、この完全性トークンを収集します。Play Integrity のデータ セーフティに関する詳細情報をご覧ください。

その他の情報

データ収集の目的

Firebase ユーザー エージェントは、Firebase サービスの提供、維持、改善でプラットフォームとバージョンの採用を決定する際に Google 内部で使用されます。ユーザー ID やデバイス ID にリンクされることはありません。

Firebase App Check は通常、バックエンド リソースを不正使用から保護するため、上記のサブセクションにあるデータを使用してアプリの証明書を検証します。また、特定のデータがどのように使用されるかについては、上記のサブセクションをご覧ください。データ開示では、収集されたデータの使用方法も考慮する必要があります。



App Distribution

App Distribution Android SDK の完全な実装

com.google.firebase:firebase-appdistribution

App Distribution Android SDK の完全な実装は、ベータ版テストにのみ使用します。アプリを Google Play に送信する際には、アプリに App Distribution SDK の完全な実装を含めないでください。

API のみの App Distribution Android SDK

com.google.firebase:firebase-appdistribution-api
com.google.firebase:firebase-appdistribution-api-ktx

自動的に収集されるデータ

API のみの App Distribution Android SDK は、エンドユーザー データを自動的に収集しません。

使用状況に応じて収集されるデータ

API のみの App Distribution Android SDK には、デベロッパーが他のエンドユーザー データを収集するために構成または呼び出すことができるオプション機能はありません。



Authentication

com.google.firebase:firebase-auth
com.google.firebase:firebase-auth-ktx

自動的に収集されるデータ

Firebase Authentication SDK は、次のデータを自動的に収集します。

データ Firebase Authentication SDK のデフォルト
Firebase ユーザー エージェント

詳しくは、このページの Firebase ユーザー エージェントのセクションをご覧ください。

IP アドレス

セキュリティを強化し、登録と認証時の不正行為を防ぐために、IP アドレスを収集します。

ユーザー エージェント文字列:

  • アプリが FirebaseUI を使用するかどうか
  • アプリで使用する Authentication SDK のバージョン
  • デバイスのプラットフォーム

Firebase サービスの提供、維持、改善のため、ユーザー エージェント文字列を収集します。

このユーザー エージェントは、Firebase ユーザー エージェントではありません。

Firebase Android アプリ ID

アプリの Firebase Android アプリ ID を収集します(アプリのパッケージ名ではありません)。

この値は各リクエストのヘッダーに含まれます。

使用状況に応じて収集されるデータ

Firebase Authentication SDK とそのプロダクトの機能をどのように構成または呼び出すかによっては、アプリが開示対象となるエンドユーザー データを収集する場合があります。次の表に、使用状況に応じて収集される可能性があるエンドユーザー データの例を示します。ただし、特定の使用状況で収集されるデータを必ず考慮してください。

データ アプリの構成と呼び出しに応じて Firebase Authentication SDK が収集するデータ
表示名

ユーザーの表示名を収集します(デベロッパーが提供している場合)。

メールアドレス

アプリが次のいずれかを使用している場合、ユーザーのメールアドレス(デベロッパーから提供されているメールアドレス)を収集します。

  • メールのパスワード認証
  • メールリンク認証
  • フェデレーション ID(認証方法として選択され、フェデレーション プロバイダのレスポンスにメールアドレスが含まれている場合)
電話番号

アプリが次のいずれかを使用している場合、ユーザーの電話番号(デベロッパーから提供されている電話番号)を収集します。

  • 電話認証
  • 認証方法としての電話番号
  • SMS による 2 段階認証プロセスフロー
Play Integrity の完全性トークン

アプリが電話認証を使用している場合、この完全性トークンを収集します。Play Integrity のデータ セーフティに関する詳細情報をご覧ください。

SafetyNet の証明書トークン

アプリが電話認証を使用していて、Play Integrity トークンの取得に失敗した場合、この証明書トークンを収集します。SafetyNet のデータ セーフティに関する詳細情報をご覧ください。

reCAPTCHA Enterprise のトークン

アプリが reCAPTCHA Enterprise を使用して Authentication フローを保護している場合、このトークンを収集します。 reCAPTCHA Enterprise のデータ セーフティに関する詳細情報をご覧ください。

連絡先情報

アプリが Firebase Authentication でサードパーティの認証プロバイダを使用している場合は、サードパーティの認証プロバイダに関連するユーザーの連絡先情報を収集します。

たとえば、アプリが Facebook 認証を使用する場合、付与されているスコープに応じて、ユーザーの ID を Facebook のプロフィールにリンクできます。

詳細については、認証プロバイダのドキュメントをご覧ください。

Game Center ID

アプリが Game Center にリンクされている場合、ユーザーの Game Center ID を収集します。

ユーザー ID

一意の Firebase Authentication ID を生成して保存します。

その他の情報

データ収集の目的

Firebase Authentication は通常、認証とアカウント管理を有効にするため、上記のサブセクションにあるデータを収集します。ユーザー エージェント文字列は、Firebase サービスの提供、維持、改善に使用されます。また、特定のデータがどのように使用されるかについては、上記のサブセクションをご覧ください。データ開示では、収集されたデータの使用方法も考慮する必要があります。



Cloud Firestore

com.google.firebase:firebase-firestore
com.google.firebase:firebase-firestore-ktx

自動的に収集されるデータ

Cloud Firestore SDK は、次のデータを自動的に収集します。

データ Cloud Firestore SDK のデフォルト
Firebase ユーザー エージェント

詳しくは、このページの Firebase ユーザー エージェントのセクションをご覧ください。

使用状況に応じて収集されるデータ

Cloud Firestore SDK とそのプロダクトの機能をどのように構成または呼び出すかによっては、アプリが開示対象となるエンドユーザー データを収集する場合があります。特定の使用状況で収集されるデベロッパー定義のエンドユーザー データを必ず考慮してください。

その他の考慮事項

Firebase Authentication とともに Cloud Firestore を使用し、エンドユーザーがログインしている場合、Cloud Firestore からのすべてのリクエストに、Firebase Authentication から取得した該当するユーザー ID が自動的に含まれます。

その他の情報

データ収集の目的

Firebase ユーザー エージェントは、Firebase サービスの提供、維持、改善でプラットフォームとバージョンの採用を決定する際に Google 内部で使用されます。ユーザー ID やデバイス ID にリンクされることはありません。

特定のデータがどのように使用されるかについては、上記のサブセクションをご覧ください。データ開示では、SDK によって収集されたデベロッパー定義のエンドユーザー データの使用方法だけでなく、収集されたデータの具体的な使用方法も考慮する必要があります。



Cloud Functions for Firebase

com.google.firebase:firebase-functions
com.google.firebase:firebase-functions-ktx

自動的に収集されるデータ

Cloud Functions for Firebase Client SDK は、次のデータを自動的に収集します。

データ Cloud Functions for Firebase Client SDK のデフォルト
関数名

関数の呼び出し時に関数名を収集します。

IP アドレス

エンドユーザーのアクションに基づいてイベント処理関数と HTTP 関数を実行するために、関数呼び出し時に関数の呼び出し元の IP アドレスを収集します。

Firebase Cloud MessagingFCM)トークン

デベロッパーが関数内で FCM トークンを使用して、呼び出し時に呼び出し側のデバイスに通知を送信したり、保存して後で使用できるようにするためにトークンを収集します。

このトークンは、アプリに FCM SDK が組み込まれているかどうか、使用するかどうかに関係なく収集されます。

使用状況に応じて収集されるデータ

Cloud Functions for Firebase Client SDK には、デベロッパーが他のエンドユーザー データを収集するために構成または呼び出すことができるオプション機能はありません。

その他の考慮事項

エンドユーザーが Firebase Authentication を介してログインしている場合、すべての関数リクエストに Firebase Authentication から取得した該当するユーザー ID が自動的に含まれます。

その他の情報

データ収集の目的

Cloud Functions for Firebase は通常、Firebase 機能からトリガーされたイベントやアプリからの HTTPS リクエストに対応するために、上記のサブセクションにあるデータを使用してバックエンド コードを実行します。具体的なデータの使用方法については、上記のサブセクションをご覧ください。データ開示では、収集されたデータの使用方法も考慮する必要があります。



Cloud Messaging

com.google.firebase:firebase-messaging
com.google.firebase:firebase-messaging-ktx

自動的に収集されるデータ

Firebase Cloud Messaging SDK は、次のデータを自動的に収集します。

データ Firebase Cloud Messaging SDK のデフォルト
アプリケーションのバージョン

トピックのサブスクリプションと登録解除のために、アプリのバージョンを収集します。

Firebase ユーザー エージェント

詳しくは、このページの Firebase ユーザー エージェントのセクションをご覧ください。

その他の考慮事項

Cloud MessagingFirebase インストール SDK と依存関係があります。 この SDK はアプリに推移的に含まれているため、その SDK によって自動的に収集されるエンドユーザー データを考慮する必要があります(このページのインストール セクションをご覧ください)。Cloud Messaging がその SDK のデータ収集によって使用するデータについては、Firebase インストールの管理に関するドキュメントをご覧ください。

使用状況に応じて収集されるデータ

Firebase Cloud Messaging SDK とそのプロダクトの機能をどのように構成または呼び出すかによっては、アプリが開示対象となるエンドユーザー データを収集する場合があります。次の表に、使用状況に応じて収集される可能性があるエンドユーザー データの例を示します。ただし、特定の使用状況で収集されるデータを必ず考慮してください。

データ アプリの構成と呼び出しに応じて Firebase Cloud Messaging SDK が収集するデータ
メッセージ配信の指標

BigQuery とのインテグレーションが有効で、setDeliveryMetricsExportToBigQuery が true に設定されている場合、メッセージ配信の指標を BigQuery に送信します。

その他の考慮事項

Cloud Messaging の一部の機能は、Google アナリティクス用の Firebase SDK と依存関係があります。この SDK をアプリに含める場合は、その SDK によって自動的に収集されるエンドユーザー データを考慮してください(Google アナリティクスのドキュメントをご覧ください)。次の表に、追加のログデータの一覧を示します。

データ アプリに Google アナリティクス用の Firebase SDK が含まれている場合に Cloud Messaging が収集するデータ
通知操作イベント

デベロッパーに分析データを提供するため、デバイスのローカルにメッセージ操作イベントを記録して、Google アナリティクス用の Firebase SDK 経由で送信します。

その他の情報

データ収集の目的

Firebase ユーザー エージェントは、Firebase サービスの提供、維持、改善でプラットフォームとバージョンの採用を決定する際に Google 内部で使用されます。ユーザー ID やデバイス ID にリンクされることはありません。

Cloud Messaging は通常、上記のサブセクションにあるデータを使用して、クライアント アプリにメッセージを送信します。具体的なデータの使用方法については、上記のサブセクションをご覧ください。データ開示では、収集されたデータの使用方法も考慮する必要があります。



Cloud Storage for Firebase

com.google.firebase:firebase-storage
com.google.firebase:firebase-storage-ktx

自動的に収集されるデータ

Cloud Storage for Firebase SDK は、次のデータを自動的に収集します。

データ Firebase Cloud Messaging SDK のデフォルト
アプリで使用される Cloud Storage SDK のバージョン

アプリで使用される Cloud Storage for Firebase SDK のバージョンを収集します。

この値は各リクエストのヘッダーに含まれます。

Firebase Android アプリ ID

アプリの Firebase Android アプリ ID を収集します(アプリのパッケージ名ではありません)。

この値は各リクエストのヘッダーに含まれます。

使用状況に応じて収集されるデータ

Cloud Storage for Firebase SDK とそのプロダクトの機能をどのように構成または呼び出すかによっては、アプリが開示対象となるエンドユーザー データを収集する場合があります。特定の使用状況で収集されるデベロッパー定義のエンドユーザー データを必ず考慮してください。

その他の考慮事項

Firebase Authentication とともに Cloud Storage for Firebase を使用し、エンドユーザーがログインしている場合、Cloud Storage for Firebase からのすべてのリクエストに、Firebase Authentication から取得した該当するユーザー ID が自動的に含まれます。

その他の情報

データ収集の目的

Cloud Storage for Firebase は通常、Firebase サービスの提供、維持、改善のため、上記のサブセクションにあるデータを収集します。また、特定のデータがどのように使用されるかについては、上記のサブセクションをご覧ください。データ開示では、SDK によって収集されたデベロッパー定義のエンドユーザー データの使用方法だけでなく、収集されたデータの具体的な使用方法も考慮する必要があります。



Crashlytics

com.google.firebase:firebase-crashlytics
com.google.firebase:firebase-crashlytics-ktx
com.google.firebase:firebase-crashlytics-ndk

自動的に収集されるデータ

Firebase Crashlytics SDK は、次のデータを自動的に収集します。

データ Firebase Crashlytics SDK のデフォルト
スタック トレース

アプリケーションがクラッシュしたときに、スタック トレースを収集します。

関連するアプリケーションの状態

アプリがクラッシュしたときに、関連するアプリケーションの状態を収集します。

関連するデバイス メタデータ

アプリがクラッシュしたときに、デバイスに関するポイントインタイム メタデータを収集します。

Crashlytics インストール UUID

クラッシュの影響を受けたユーザーの数を測定するため、Crashlytics インストール UUID を生成して保存します。

その他の考慮事項

CrashlyticsFirebase インストール SDK と依存関係があります。この SDK はアプリに推移的に含まれているため、その SDK によって自動的に収集されるエンドユーザー データを考慮する必要があります(このページのインストール セクションをご覧ください)。Crashlytics は、Firebase インストール SDK によって収集されたデータを使用しません。ただし、アプリ インスタンスの Firebase インストール ID の変更に基づいて Crashlytics のインストール UUID をローテーションする場合は除きます。

Crashlytics は、Firebase コンソールで品質指標を提供するため Firebase sessions SDK とも依存関係があります。この SDK はアプリに推移的に含まれているため、その SDK によって自動的に収集されるエンドユーザー データを考慮する必要があります(このページの Firebase sessions SDK セクションをご覧ください)。

使用状況に応じて収集されるデータ

Firebase Crashlytics SDK とそのプロダクトの機能をどのように構成または呼び出すかによっては、アプリが開示対象となるエンドユーザー データを収集する場合があります。次の表に、使用状況に応じて収集される可能性があるエンドユーザー データの例を示します。ただし、特定の使用状況で収集されるデータを必ず考慮してください。

データ アプリの構成と呼び出しに応じて、Firebase Crashlytics SDK が収集するデータ
デベロッパー定義のデータ

デベロッパーがクラッシュ レポートに添付するカスタムキー、ログ、フリーテキストのユーザー ID を収集します。

デベロッパー定義のデータ

カスタム スタック トレースと一緒に、デベロッパーが定義した非致命的イベントも収集します。

その他の考慮事項

Crashlytics の一部の機能は、Google アナリティクス用の Firebase SDK と依存関係があります。この SDK をアプリに含める場合は、その SDK によって自動的に収集されるエンドユーザー データを考慮してください(Google アナリティクスのドキュメントをご覧ください)。 次の表に、Crashlytics がデータ収集によって使用するデータを示します。

データ アプリに Google アナリティクス用の Firebase SDK が含まれている場合に Crashlytics が収集するデータ
「パンくずリスト」ログ

Google アナリティクス用の Firebase SDK によって収集された「パンくずリスト」ログを使用します。このログにより、クラッシュ直前のユーザー アクションとクラッシュ数を特定します。

アプリに Firebase Remote Config SDK も含める場合は、Crashlytics SDK によって自動的に収集されるデベロッパー定義の Remote Config データを考慮してください。次の表に、Crashlytics SDK が収集するデータを示します。

データ アプリに Firebase Remote Config SDK が含まれている場合に Crashlytics SDK が収集するデータ
デベロッパー定義の Remote Config ロールアウト メタデータ

ロールアウトのメタデータを収集します。これには、Remote Config テンプレート バージョン、ロールアウト バリアント ID、パラメータキー、アクティブなロールアウトの影響を受けるパラメータ値が含まれます。

その他の情報

データ収集の目的

Firebase Crashlytics は通常、クラッシュ レポートやクラッシュ管理サービスを有効にするために、上記のサブセクションにあるデータを収集します。また、特定のデータがどのように使用されるかについては、上記のサブセクションをご覧ください。データ開示では、SDK によって収集されたデベロッパー定義のエンドユーザー データの使用方法だけでなく、収集されたデータの具体的な使用方法も考慮する必要があります。



com.google.firebase:firebase-dynamic-links
com.google.firebase:firebase-dynamic-links-ktx

Firebase Dynamic Links SDK は、次のデータを自動的に収集します。

データ Firebase Dynamic Links SDK のデフォルト
ダイナミック リンクの URL

URL が操作されたときに、ダイナミック リンク URL を収集します。これには、デベロッパーがリンクの作成時に設定したデベロッパー定義のメタデータも含まれます。

Firebase Dynamic Links SDK が統合された状態でアプリがインストールされている場合、Firebase はアプリの状態とリンク操作イベントをログに記録します。

ユーザーが Firebase のダイナミック リンクを操作すると、ユーザーのデバイスにアプリがインストールされているかどうかにかかわらず、次のデータが自動的にログに記録されます。

データ Firebase のデフォルト
ダイナミック リンクの URL

URL が操作されたときに、ダイナミック リンク URL をログに記録します。これには、デベロッパーがリンクの作成時に設定したデベロッパー定義のメタデータも含まれます。

アプリのパッケージ名

遅延ディープリンク(アプリのインストール後のディープリンク)用のアプリのパッケージ名を記録します。

アプリの状態

ユーザーのデバイスにインストールされているアプリに関する状態情報(インストール状態、以前にアプリが起動しているかどうかなど)をログに記録します。

リンク操作イベント

リンク操作イベントをログに記録します。

Firebase Dynamic Links SDK には、デベロッパーが他のエンドユーザー データを収集するために構成または呼び出すことができるオプション機能はありません。

Dynamic Links の一部の機能は、Google アナリティクス用の Firebase SDK と依存関係があります。この SDK をアプリに含める場合は、その SDK によって自動的に収集されるエンドユーザー データを考慮してください(Google アナリティクスのドキュメントをご覧ください)。 次の表に、追加のログデータの一覧を示します。

データ アプリに Google アナリティクス用の Firebase SDK が含まれている場合に Dynamic Links が収集するデータ
リンク操作イベント

デベロッパーに分析データを提供するため、デバイスのローカルに記録したリンク操作イベントを Google アナリティクス用の Firebase SDK 経由で送信します。

Firebase Dynamic Links は通常、上記のサブセクションにあるデータを使用して、エンドユーザーをアプリ内のリンク先コンテンツに直接移動します。データの具体的な使用方法については、上記のサブセクションをごご覧ください。データ開示では、SDK によって収集されたデベロッパー定義のエンドユーザー データの使用方法だけでなく、収集されたデータの具体的な使用方法も考慮する必要があります。



Google Analytics

com.google.firebase:firebase-analytics
com.google.firebase:firebase-analytics-ktx

Google アナリティクスのデータ収集に関する情報については、Google アナリティクスのドキュメントをご覧ください。



In-App Messaging

com.google.firebase:firebase-inappmessaging
com.google.firebase:firebase-inappmessaging-display
com.google.firebase:firebase-inappmessaging-ktx
com.google.firebase:firebase-inappmessaging-display-ktx

自動的に収集されるデータ

Firebase In-App Messaging SDK は、次のデータを自動的に収集します。

データ Firebase In-App Messaging SDK のデフォルト
インプレッション、クリック数、拒否などのメッセージ操作イベント

デベロッパーに分析データを提供するために、メッセージ操作イベントを送信します。

その他の考慮事項

In-App Messaging には、Google アナリティクス用の Firebase SDK と必須の依存関係があります。この SDK をアプリに追加する必要があるため、SDK で自動的に収集されるエンドユーザー データを考慮してください(Google アナリティクスのドキュメントをご覧ください)。次の表に、In-App Messaging SDK が Google Analytics のデータを処理する方法の例を示します。

データ アプリに Google アナリティクス用の Firebase SDK が含まれている場合に Firebase In-App Messaging が収集するデータ
インプレッション、クリック数、拒否などのメッセージ操作イベント

デベロッパーに分析データを提供するため、デバイスのローカルにメッセージ操作イベントを記録して、Google アナリティクス用の Firebase SDK 経由で送信します。

ユーザー プロパティ

Google Analytics 用の Firebase SDK によって収集されたユーザー プロパティを使用して、ユーザー プロパティ条件に基づくメッセージを対象にします。

In-App MessagingFirebase インストール SDK とも依存関係があります。 この SDK はアプリに推移的に含まれているため、その SDK によって自動的に収集されるエンドユーザー データを考慮する必要があります(このページのインストール セクションをご覧ください)。In-App Messaging がその SDK のデータ収集によって使用するデータについては、Firebase インストールの管理に関するドキュメントをご覧ください。

使用状況に応じて収集されるデータ

Firebase In-App Messaging SDK には、デベロッパーが他のエンドユーザー データを収集するために構成または呼び出すことができるオプション機能はありません。

その他の情報

データ収集の目的

Firebase In-App Messaging は通常、上記のサブセクションにあるデータを使用して、アプリ内のエンドユーザーにメッセージを送信します。また、特定のデータがどのように使用されるかについては、上記のサブセクションをご覧ください。データ開示では、収集されたデータの使用方法も考慮する必要があります。



インストール

com.google.firebase:firebase-installations
com.google.firebase:firebase-installations-ktx

自動的に収集されるデータ

Firebase インストール SDK は、次のデータを自動的に収集します。

データ Firebase インストール SDK のデフォルト
Firebase インストール ID(FID)

ユーザーや実機を一意に識別しない、インストールごとの識別子(FID)を生成し、収集します。

Firebase ユーザー エージェント

詳しくは、このページの Firebase ユーザー エージェントのセクションをご覧ください。

使用状況に応じて収集されるデータ

Firebase インストール SDK には、デベロッパーが他のエンドユーザー データを収集するために構成または呼び出すことができるオプション機能はありません。

その他の情報

データ収集の目的

Firebase ユーザー エージェントは、Firebase サービスの提供、維持、改善でプラットフォームとバージョンの採用を決定する際に Google 内部で使用されます。ユーザー ID やデバイス ID にリンクされることはありません。

Firebase のインストールは通常、アプリのインストールを識別するために一意の識別子を提供するため、上記のサブセクションにあるデータを使用します。また、特定のデータがどのように使用されるかについては、上記のサブセクションをご覧ください。データ開示では、収集されたデータの使用方法も考慮する必要があります。



Firebase ML モデル ダウンローダー

com.google.firebase:firebase-ml-modeldownloader
com.google.firebase:firebase-ml-modeldownloader-ktx

自動的に収集されるデータ

Firebase ML モデル ダウンローダー SDK は、次のデータを自動的に収集します。

データ Firebase ML モデル ダウンローダー SDK のデフォルト
ML モデルのダウンロード メタデータ(ダウンロード イベント、削除イベント、エラーなど)

安定性とレイテンシの問題をモニタリングするため、モデルのダウンロード イベントのメタデータを収集します。

インストールの認証トークン

アプリ インスタンスを操作するときに(デベロッパー モデルをアプリ インスタンスに配布する場合など)、デバイスを認証するためにインストール認証トークンを収集します。

その他の考慮事項

Firebase ML モデル ダウンローダーは、Firebase インストール SDK と依存関係があります。 この SDK はアプリに推移的に含まれているため、その SDK によって自動的に収集されるエンドユーザー データを考慮する必要があります(このページのインストール セクションをご覧ください)。Firebase ML モデル ダウンローダーがその SDK のデータ収集によって使用するデータについては、Firebase インストールの管理に関するドキュメントをご覧ください。

使用状況に応じて収集されるデータ

Firebase ML モデル ダウンローダー SDK には、デベロッパーが他のエンドユーザー データを収集するために構成または呼び出すことができるオプション機能はありません。

その他の情報

データ収集の目的

Firebase ML は通常、上記のサブセクションにあるデータを使用して ML モデルをダウンロードします。 Firebase ML は、プロダクトの品質のモニタリング、使用状況の把握、指示の通知を行うために、モデルのダウンロード メタデータを集約して使用します。また、特定のデータがどのように使用されるかについては、上記のサブセクションをご覧ください。データ開示では、収集されたデータの使用方法も考慮する必要があります。



Performance Monitoring

com.google.firebase:firebase-perf
com.google.firebase:firebase-perf-ktx

自動的に収集されるデータ

Firebase Performance Monitoring SDK は、次のデータを自動的に収集します。

データ Firebase Performance Monitoring SDK のデフォルト
アプリのパフォーマンス指標(アプリの開始時間、ネットワーク リクエストのレイテンシなど)

アプリのライフサイクルとエンドユーザーの使用中にアプリのパフォーマンス指標を収集します。

CPU / メモリの使用率

アプリ パフォーマンスのタイムライン ビューを提供するため、アプリケーションの CPU とメモリの使用状況を収集します。

関連するデバイス メタデータ

さまざまなデバイス セグメントでパフォーマンス データをフィルタリングするため、関連するデバイス メタデータを収集します。

IP アドレス

パフォーマンス イベントとその発生国をマッピングするため、IP アドレスを収集します。

その他の考慮事項

Performance MonitoringFirebase インストール SDK と依存関係があります。 この SDK はアプリに推移的に含まれているため、その SDK によって自動的に収集されるエンドユーザー データを考慮する必要があります(このページのインストール セクションをご覧ください)。Performance Monitoring がその SDK のデータ収集によって使用するデータについては、Firebase インストールの管理に関するドキュメントをご覧ください。

Performance Monitoring には、アプリケーションから収集されるイベントの量を制御するために、Firebase Remote Config SDK とも依存関係があります。この SDK はアプリに推移的に含まれているため、その SDK によって自動的に収集されるエンドユーザー データを考慮する必要があります(このページのRemote Config のセクションをご覧ください)。

Performance Monitoring は、Firebase コンソールでパフォーマンス データのタイムライン ビューを報告するために、Firebase sessions SDK とも依存関係があります。この SDK はアプリに推移的に含まれているため、その SDK によって自動的に収集されるエンドユーザー データを考慮する必要があります(このページのFirebase sessions SDKのセクションをご覧ください)。

使用状況に応じて収集されるデータ

Firebase Performance Monitoring SDK とそのプロダクトの機能をどのように構成または呼び出すかによっては、アプリが開示対象となるエンドユーザー データを収集する場合があります。次の表に、使用状況に応じて収集される可能性があるエンドユーザー データの例を示します。ただし、特定の使用状況で収集されるデータを必ず考慮してください。

データ アプリの構成と呼び出しに応じて、Firebase Performance Monitoring SDK が収集するデータ
デベロッパー定義のカスタム トレース

カスタム トレース用にデベロッパーがアプリ内で設定したアプリのパフォーマンス指標を収集します。

カスタムのパフォーマンス指標
(デベロッパー定義のデータ)

デベロッパーがカスタム トレースに添付するカスタム パフォーマンス指標を収集します。

カスタム属性
(デベロッパー定義のデータ)

デベロッパーがカスタム トレースに添付するカスタム属性を収集します。

その他の情報

データ収集の目的

Firebase Performance Monitoring は通常、アプリのパフォーマンス報告とモニタリングを有効にするため、上記のサブセクションにあるデータを使用します。また、特定のデータがどのように使用されるかについては、上記のサブセクションをご覧ください。データ開示では、SDK によって収集されたデベロッパー定義のエンドユーザー データの使用方法だけでなく、収集されたデータの具体的な使用方法も考慮する必要があります。



Realtime Database

com.google.firebase:firebase-database
com.google.firebase:firebase-database-ktx

自動的に収集されるデータ

Firebase Realtime Database SDK は、次のデータを自動的に収集します。

データ Firebase Realtime Database SDK のデフォルト
IP アドレス

デベロッパーがプロファイラ ツールを利用して使用傾向とプラットフォーム別の内訳を把握できるようにするため、IP アドレスを収集します。

ユーザー エージェント

デベロッパーがプロファイラ ツールを利用して使用傾向やプラットフォームの内訳を把握できようにするため、ユーザー エージェント文字列を収集します。

このユーザー エージェントは、Firebase ユーザー エージェントではありません。

使用状況に応じて収集されるデータ

Firebase Realtime Database SDK とそのプロダクトの機能をどのように構成または呼び出すかによっては、アプリが開示対象となるエンドユーザー データを収集する場合があります。特定の使用状況で収集されるデベロッパー定義のエンドユーザー データを必ず考慮してください。

その他の考慮事項

Firebase Authentication とともに Realtime Database を使用し、エンドユーザーがログインしている場合、Realtime Database からのすべてのリクエストに、Firebase Authentication から取得した該当するユーザー ID が自動的に含まれます。

その他の情報

データ収集の目的

具体的なデータの使用方法については、上記のサブセクションをご覧ください。データ開示では、SDK によって収集されたデベロッパー定義のエンドユーザー データの使用方法だけでなく、収集されたデータの具体的な使用方法も考慮する必要があります。



Remote Config

com.google.firebase:firebase-config
com.google.firebase:firebase-config-ktx

自動的に収集されるデータ

Firebase Remote Config SDK は、次のデータを自動的に収集します。

データ Firebase Remote Config SDK のデフォルト
国コード

このデータに基づくパラメータを対象にするために国コードを収集します。

言語コード

このデータに基づくパラメータを対象にするために言語コードを収集します。

タイムゾーン

このデータに基づくパラメータを対象にするためにタイムゾーンを収集します。

プラットフォームのバージョン

このデータに基づくパラメータを対象にするためにプラットフォームのバージョンを収集します。

OS バージョン

このデータに基づくパラメータを対象にするために OS バージョンを収集します。

Firebase Android アプリ ID

このデータに基づくパラメータを対象にするためにアプリの Firebase Android アプリ ID(アプリのパッケージ名ではありません)を収集します。

アプリのパッケージ名

このデータに基づくパラメータを対象にするためにパッケージ名を収集します。

アプリで使用される Remote Config SDK のバージョン

Firebase サービスの提供、維持、改善のために SDK のバージョンを収集します。

その他の考慮事項

Remote ConfigFirebase インストール SDK と依存関係があります。 この SDK はアプリに推移的に含まれているため、その SDK によって自動的に収集されるエンドユーザー データを考慮する必要があります(このページのインストール セクションをご覧ください)。Remote Config がその SDK のデータ収集によって使用するデータについては、Firebase インストールの管理に関するドキュメントをご覧ください。

使用状況に応じて収集されるデータ

Firebase Remote Config SDK には、デベロッパーが他のエンドユーザー データを収集するために構成または呼び出すことができるオプション機能はありません。

その他の考慮事項

Remote Config の一部の機能は、Google アナリティクス用の Firebase SDK と依存関係があります。この SDK をアプリに含める場合は、その SDK によって自動的に収集されるエンドユーザー データを考慮してください(Google アナリティクスのドキュメントをご覧ください)。次の表に、Remote Config SDK が Google Analytics のデータを処理する方法の例を示します。

データ アプリに Google アナリティクス用の Firebase SDK が含まれている場合に Remote Config が収集するデータ
ユーザー プロパティ

ユーザー プロパティの条件に基づくパラメータを対象にするには、Google Analytics 用の Firebase SDK から取得したユーザー プロパティを収集します。

初回起動時間

初回起動時間に基づくパラメータを対象にするには、Google Analytics 用の Firebase SDK から取得した first_open イベント タイムスタンプを収集します。

Remote Config のパーソナライズを実装すると、Firebase Remote Config SDK によって取得されたデータや Google Analytics 用の Firebase SDK によって取得されたイベントを使用して、予測モデルを構築し、モデルのパフォーマンスを測定できます。

その他の情報

データ収集の目的

Firebase Remote Config は通常、アプリのアップデートを公開せずに、アプリの動作と外観を変更するために、上記のサブセクションにあるデータを使用します。Firebase は、使用傾向と製品の方向性を把握するために、OS バージョンと SDK バージョンの集計データを使用します。また、特定のデータがどのように使用されるかについては、上記のサブセクションをご覧ください。データ開示では、収集されたデータの使用方法も考慮する必要があります。



Vertex AI in Firebase

com.google.firebase:firebase-vertexai

自動的に収集されるデータ

Vertex AI in Firebase SDK は、次のデータを自動的に収集します。

データ Vertex AI in Firebase SDK のデフォルト
モデル名

呼び出し時にモデル名を収集します。

アプリで使用される SDK のバージョン

アプリで使用される Vertex AI in Firebase SDK のバージョンを収集します。

この値は各リクエストのヘッダーに含まれます。

言語バージョン

アプリで使用される Kotlin ランタイムのバージョンを収集します。

この値は各リクエストのヘッダーに含まれます。

使用状況に応じて収集されるデータ

Vertex AI in Firebase SDK とそのプロダクトの機能をどのように構成または呼び出すかによっては、アプリが開示対象となるエンドユーザー データを収集する場合があります。特定の使用状況で収集されるデベロッパー定義のエンドユーザー データを必ず考慮してください。

その他の考慮事項

Firebase Authentication とともに Vertex AI in Firebase を使用し、エンドユーザーがログインしている場合、Vertex AI in Firebase からのすべてのリクエストに、Firebase Authentication から取得した該当するユーザー ID が自動的に含まれます。

その他の情報

データ収集の目的

Vertex AI in Firebase は通常、アプリからのリクエストに応じてバックエンド サービスを呼び出すために、上記のサブセクションにあるデータを使用してバックエンド サービスを呼び出します。また、特定のデータがどのように使用されるかについては、上記のサブセクションをご覧ください。 データ開示では、SDK によって収集されたデベロッパー定義のエンドユーザー データの使用方法だけでなく、収集されたデータの具体的な使用方法も考慮する必要があります。



推移的に含まれている Firebase ライブラリ

このセクションに記載されている Firebase ライブラリは、他の Firebase ライブラリの一部に推移的に含まれています。下記のいずれのライブラリにもデベロッパーがアクセスできるサーフェスはありませんが、これらライブラリによってエンドユーザー データが収集される場合があります(詳しくは、以下の各ライブラリをご覧ください)。

Firebase セッション

com.google.firebase:firebase-sessions

自動的に収集されるデータ

Firebase sessions SDK は、次のデータを自動的に収集します。

データ Firebase sessions SDK のデフォルト
アプリのメタデータ

パッケージ名、OS 情報、SDK バージョン、ネットワーク接続タイプなど、アプリに関するメタデータを収集します。

デバイス メタデータ

デバイスのメーカーやモデルなど、アプリに関するメタデータを収集します。

アプリケーション指標

新しいセッションを開始するためにアプリがフォアグラウンドになった時間などの使用状況データを収集します。

使用状況に応じて収集されるデータ

Firebase sessions SDK には、デベロッパーが他のエンドユーザー データを収集するために構成または呼び出すことができるオプション機能はありません。

その他の情報

データ収集の目的

Firebase sessions SDK は、上記のサブセクションにある収集されたデータを使用して、アプリケーションのクラッシュとパフォーマンスの指標を提供します。また、特定のデータがどのように使用されるかについては、上記のサブセクションをご覧ください。データ開示では、SDK によって収集されたデベロッパー定義のエンドユーザー データの使用方法だけでなく、収集されたデータの具体的な使用方法も考慮する必要があります。



その他の参考情報