権限はロールを介してプロジェクト メンバーに付与されます。ロールは権限の集合です。ロールをプロジェクト メンバーに割り当てると、そのロールに含まれるすべての権限がそのプロジェクト メンバーに付与されます。
Firebase IAM では、次のタイプのロールをサポートしています。
基本ロール: 基本的なオーナー、編集者、閲覧者のロール(旧称「基本(primitive)ロール」)。
事前定義ロール: 基本ロールより詳細にアクセス権を制御できる、キュレートされた Firebase 固有のロール。Firebase では次のロールが提供されます。
Firebase レベルのロール: すべての Firebase プロダクトに対する完全な読み取り / 書き込みアクセスまたは読み取り専用アクセスを付与するロール。
プロダクト カテゴリのロール: プロダクト グループへの完全な読み取り / 書き込みアクセスまたは読み取り専用アクセスを付与するロール。これらは Google Analytics や一般的なプロダクト カテゴリを中心に構成されています。
プロダクト レベルのロール: 特定の Firebase プロダクトへの完全な読み取り / 書き込みアクセスまたは読み取り専用アクセスを付与するロール。
カスタムロール: 組織の特定の要件を満たす独自の権限セットを含む、完全にカスタマイズされたロール。
プロジェクト メンバーとそのロールを管理する
プロジェクト メンバーとそのロールを確認する
プロジェクト メンバーとそのロールの多くは、Firebase コンソールで > [プロジェクト設定] を選択し、[ユーザーと権限] タブで確認できます。次の点にご注意ください。- Firebase コンソールには、基本ロール(オーナー、編集者、閲覧者)または Firebase の事前定義ロールが割り当てられているプロジェクト メンバーのみが表示されます。このタブに表示されているプロジェクト メンバーは、Firebase コンソールで Firebase プロジェクトにアクセスできるプロジェクト メンバーのみです。
- Firebase コンソールには、サービス アカウントであるプロジェクト メンバーは表示されません。これらのプロジェクト メンバーは、Google Cloud コンソールの IAM ページに表示されます。
プロジェクト メンバーにロールを割り当てる
各プロジェクト メンバーに割り当てるロールを管理するには、Firebase プロジェクトのオーナーである(または resourcemanager.projects.setIamPolicy
権限が含まれるロールが割り当てられている)必要があります。
ロールの割り当てと管理は次の場所で行うことができます。
- Firebase コンソールでは、簡単な方法でプロジェクト メンバーにロールを割り当てることができます。これは、 > [プロジェクト設定] を選択し、[ユーザーと権限] タブで行います。Firebase コンソールでは、基本ロール(オーナー、編集者、閲覧者)、Firebase 管理者 / 閲覧者のロール、いずれかの Firebase プロダクト カテゴリの事前定義ロールを割り当てることができます。
- Google Cloud コンソールの IAM ページには、プロジェクト メンバーにロールを割り当てるための幅広いツールセットが用意されています。Cloud コンソールでは、カスタムロールの作成と管理を行うことができます。また、サービス アカウントにプロジェクトへのアクセス権を付与することもできます。
Google Cloud コンソールでは、プロジェクト メンバーはプリンシパルと呼ばれます。
プロジェクトのオーナーがオーナーのタスクを行うことができなくなり(従業員が退職した場合など)、プロジェクトが Google Cloud 組織を通じて管理されていない場合(次の段落を参照)、Firebase プロジェクトへのアクセス権をリクエストする方法について、Firebase サポートにお問い合わせください。
Firebase プロジェクトが Google Cloud 組織に属している場合は、オーナーが存在しない可能性があります。Firebase プロジェクトのオーナーが見つからない場合は、Google Cloud 組織の管理者に問い合わせて、プロジェクトのオーナーの割り当てを依頼してください。