ローカル指標をモニタリングする

Genkit には、OpenTelemetry を活用したトレースや指標の収集など、堅牢な一連の組み込みオブザーバビリティ機能が用意されています。開発フェーズなどのローカル オブザーバビリティについては、Genkit デベロッパー UI で詳細なトレース表示とデバッグ機能を利用できます。本番環境の可観測性のために、Firebase コンソールの Firebase プラグインから Genkit Monitoring を利用できます。または、OpenTelemetry データを任意のオブザーバビリティ ツールにエクスポートすることもできます。

トレース、指標

Genkit は、明示的な構成を必要とせずにトレースと指標を自動的に収集するため、デベロッパー UI で Genkit コードの動作をモニタリングしてデバッグできます。Genkit はこれらのトレースを保存するため、詳細な入出力ロギングと統計情報を使用して、Genkit フローを段階的に分析できます。本番環境では、Genkit はトレースや指標を Firebase Genkit Monitoring にエクスポートして、詳細な分析を行うことができます。

イベントをログに記録してエクスポートする

Genkit には、ロギング モジュールを使用して構成できる一元化されたロギング システムが用意されています。Genkit 提供のロガーを使用する利点の一つは、Firebase テレメトリー プラグインが有効になっていると、ログが Genkit Monitoring に自動的にエクスポートされることです。

import { logger } from 'genkit/logging';

// Set the desired log level
logger.setLogLevel('debug');

本番環境のオブザーバビリティ

Genkit Monitoring ダッシュボードを使用すると、Genkit 機能の全体的な健全性を把握できます。また、LLM プロンプトや Genkit フローに問題があることを示唆する安定性やコンテンツの問題のデバッグにも役立ちます。詳しくは、スタートガイドをご覧ください。